固執。
今、ある有名な方のフランスワインの本を読んでいる。
初版が1985年だからもう28年も前に出版された本なのだが、フランスワインに対する愛やプライドに溢れていて、そしてその表現、描写が素晴らしい。
どの道にもそのマスター、教祖、先生がいるがやはり「愛」あって道を極めた方の書物は感銘を受ける。
とても分厚く難しい本なのだが今年中に理解し読み終えたい。
考えれば、僕には長年続けている仕事、趣味、好きなことが殆ど無い。
ずっと追いかけていた好きな女優もアイドルもいないし収集癖も続かない。
飽きっぽいといえばそれまでだが、これはなぜなのだろう?
サッカーは小学生からやっていて今でも好きなのだが、18歳の時に挫折をしてからは結局一流にはなれなかった。
音楽の世界でも自分の力量の無さで一流にはなれなかった。
そして適当な理由をつけて諦めた。
世界は広い。
一流にはなかなかなれない。
でも、なれないからといって、辞めることはない。
辞めなければ、いつかはなれるかもしれない。
今は、そう思う。
でも当時はそうは思えなかった。
子供の頃の僕の夢は宇宙飛行士だった。
典型的な夢見る子供だった。
その後、プロのサッカー選手になりたかった。
次に、音楽の世界でグラミー賞を獲りたかった。
まあ今から死ぬまで続けられる事を探すのは非常に難しいけど、今から始めようとしていることはあるから、そこに向かって走ればいい。
あとは走りだすだけ。
しかし今読んでいるフランスワインの本は良い本だ。
難しいけど、今なら読める。
数年前に買ったんだけどずっと机の上に置きっぱなしだった。
まずはこの本を読み終えよう。
それが最初のステップだ。