Bar Hotel California.

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時系列。

昨晩は少々やるせない気分を引きずったままだった。いつもの勉強も気が入らなかったので止め、音楽を聴きながらまったりと過ごすことに務める。

ランチは柿の木坂の先輩の店・KAKINOKIZAKA CAFEでチキンオムレツとカフェモカをいただき、少々外気に触れながら何気ない時間を過ごす。気温も多少上がっていたのでエントランス脇の外での食事、ストーブ一つでも充分に暖かかった。

帰り際、学芸大学駅近辺の「ひいらぎ」でたい焼きを一つ買い、閉店セールの古本屋に寄る。いくつかの本を手に取るも「今、必要じゃないかな」とワインの本以外を戻し、半額で購入する。

 

自宅に戻り、音楽を聴く。今日はどうしても青山純のドラムが聴きたくなって調べながら聴いてゆく。B'zでも叩いていたんだな新たな発見をしながらやはり達郎の未発表ライブ音源を探し当てながら聴いてゆく。1980年代前半の「SOLID SLIDER」「BOMBER」は御存知の通り最高のセッション。伊藤広規がまだ荒々しく若さ溢れるプレイで思わずにやけてしまう。僕が達郎バンドとしての「青山&伊藤&難波」を最後に観たのが1998年の札幌。ギターの佐橋佳幸がチケットを抑えてくれて幸運にも観られたのだが、あのリズム隊に"圧巻"という以外の言葉が思い浮かばないくらいに叩きのめされた記憶がある。

最近、素晴らしいキャリアのミュージシャンが亡くなったというニュースを多く聞くようになった。青山純さん、大瀧詠一さんとは仕事をご一緒させていただいたことはないが、いち音楽ファンとして沢山沢山楽しませていただいたし、今後も音源や映像として残っているもので堪能させていただくが、やはり”生”で観られなくなるというのは本当に寂しいし残念だ。刹那的な話になるが、つまり”今”は”今”しかないし、1秒後の世界は誰にもあるものではない。だから「今を大切に生きる」なんて事は到底恥ずかしくて言えないが、終わりは確実にくるものだという事をどこかで常に意識しながら生きてゆく歳になったんだということは否めない。

 

そんな事を考えながら音楽を聴いていたらケータイが鳴る。実家の母親からだった。ほんとうに久々に母と話す。今年は正月に実家に帰らなかった。そのことを少々怒られながらも世間話をする。近々実家に行くことを約束し電話を切る。

 

朝、起きた時に感じたやるせなさはどこかに消えていた。

”消えていた”というよりは”消化”したに近い感覚か。受け入れざるをえない事を受け入れて生きてゆくしかないのが人生ならば、「人生はハートブレイクの連続だ」という恩人・後藤社長の言葉を胸に僕は今日も心臓を動かしてゆく。

 

今朝、起きてフレンチトーストを作って食べた。同時に初めて作ったショートパスタを使ったアーリオ・オリオは少々不味かった。テレビでは陣内孝則が二股報道のいいわけを熱く語っている。

 

今日も僕の心臓は動いている。