Bar Hotel California.

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「好きなギターの音の曲」(後編)

さあ、後半です(笑)では行ってみましょう。

 

10.  VAN HALEN「Humans Being」

この曲はVAN HALEN初のベストアルバム『Best of Volume I』(1996年)に入っているのですが、映画『TWISTER』のために書き下ろされた曲なのでオリジナル・アルバムには入っていません。しかしこのギターの音色は何なんでしょう?あまり歪んで聴こえないんですよね。弦が擦られる音もリアルに聴こえるくらいに。そういえばもう何年も昔ですが、レコーディングエンジニアの中原くんに「実はEdward Van Halenのギターの音ってそれほど歪んでいないんです」と言われて改めて衝撃を受けたのを今でも記憶しています。たしかによく聴くと印象ほど歪んでいないんですよね。でなぜそう聴こえるかというと、エディの弾き方でそう聴こえるらしいのです。あ、思い出した。10年くらい昔、ラブサイケデリコのNAOKIさんと札幌で飲んだ時にその店に「ぞうさんギター」があったのです。少々酔った彼はそれを手に取り、彼のお気に入りのVAN HALENの曲を引き出したのです。そしたら、あの「ぞうさんギター」がエディの音と同じ音を奏でたのです!僕はビックリして「なんでこんな音になるんですか?」とNAOKIさんに聞いたら「エディと同じ弾き方してるからだよ。だって僕は"青学のEdward Van Halen"って呼ばれているんだから」というのです。もうホントにエディと同じ音でした。笑っちゃうくらいに。それ以来、好きなギタリストのコピーをする時はエフェクターに頼らず、右手と左手を真似るように演っています。全然似てこないけど(笑)因みにNAOKIさん、メッチャギター上手いです(当たり前か)

 

11.  aeronauts 「Beat A」

アルバム『ACTION YOU』(2014年)に収録(※今月末に発売のアルバムです)僕が感じているだけかもしれませんが90年以降の日本の優れたギタリストは皆、頭がいい人なんだという印象なんです。いや、80年代以前の人がそうでないという意味じゃないんですけど(汗)なんでだろう、自分の音を客観的かつ理論的に理解していて、それを自在に組み替えられるとでもいいましょうか、あくまで印象ですけどね、そんなギタリストが多いのです。打ち上げで話していてももうなんか一流大学の理工学部の学生と話している感じなんです。でも酒が進めば結局「ロックンロール!!!」っていう感じになってしまうんですけど(笑)でね、auronaitsの森川トモヲもそんな佇まいなんです。同時に彼は哲学的な雰囲気をも醸し出していてなんかズルいんですよ(笑)そんな彼がロックしている姿を時々観に行くのですが、音が好きなんですよね。スゲーいい音しているんです。なんだろう、肉体と魂が重なって弾いている感じかな。表現が乏しく下手てごめんなさい。気になった方は観に行ってください、ライブ。

http://www.aeronauts.org/index.php

 

12.  Mr.children名もなき詩

アルバム『深海』(1996年)に収録。まず誤解を解きましょう(笑)ミスチルの録音物はいい音しています。本当に。好き嫌いはあるでしょうけど、いい音の最大公約数しています。それは本当に素晴らしいと思う。で、次にこの曲なんですが、左から聴こえてくるギターの音が素晴らしい。好きです。よく聴くとドラムも僕が好きな音をしているんだよなあ。こういう風に、時々僕のツボにハマる音の曲もあるのです。以上(笑)

 

13.  Chara「タイムマシーン」

1997年の作品。この曲は名越由紀夫に尽きます。彼は最高です。そうか、作曲はCharaと名越くんと吉村秀樹なんだな。そうか。セツナイはずだ。

 

14.  奥田民生「愛のために」

ソロ初アルバム『29』(1995年)に収録。

いいなあ、レスポール(笑)

あと、このアルバムに収録されている「ハネムーン」という曲が一番好きです。たしか演奏はSteve Jordan、Charley Drayton、Waddy Wachtel。最強のロックバンドですなあ。そしてスタジオはOcean Way Studio。僕にとっても想い出深いミュージシャンとスタジオです。

 

15.  山下達郎「BOMBER」

この曲は3枚目のアルバム『GO AHEAD!』(1978年)に収録されています。言い切りますが、僕は山下達郎のファンクな曲が好きなのです。その最右翼がこの曲だと思います。同じくこのアルバムに収録されている「PAPER DOLL」も好きです。ってことはこのアルバム自体の音が好きなんだろうなあ。でも演奏は青山純伊藤広規ではないんです。上原裕さんと田中章弘なんです。素晴らしい臨場感のある演奏。余談ですが僕にとっての山下達郎は「FOR YOU」までです。ごめんなさい。そして僕に「ロックとファンクの融合体」が格好いいと教えてくれたのはレッチリ山下達郎です。本当にありがとうございます。

 

16.  斉藤和義「幸福な朝食 退屈な夕食」

アルバム『ジレンマ』(1997年)に収録。僕は時々斉藤和義のライブに行きますが、彼のギターと声を聴きに行っている感じです。曲はあまり聴いていないかも。詞もそんなに聞いていない。ギターと声。それだけでいいのです。あ、SEVENは全部が最高でした。伊藤広規、小田原豊斉藤和義。反則やん、それ。

 

17.  wash? 「3years」

彼らのアルバム『HOWLING』に収録。僕は結構wash?のライブを観ていますが(笑)今一番ライブで演ってほしい曲です、この曲。いい曲だなあ。このバンドの二人のギタリスト、奥村大と南波政人。こいつらが左右に別れていながら寄り添っているのがとても見える曲。そして二人のギタリストとしての素晴らしさが凝縮されている曲だと思います。あくまで僕が好きなという意味で。あと奥村のギターは"爆音&歪み"で有名ですが、僕はクリーンなトーンの彼のギターも好きです。魂で弾いている感じで。あと南波は最近も"踊って弾いて"いるのかな?

http://xplasma.net/wash/

 

18.  BLANKEY JET CITY「クリスマスと黒いブーツ」

彼らの2枚目のアルバム『Bang!』(1992年)に収録。やっぱこのアルバムが一番すきだわ。特にこの曲のギターの質感好きだわ。それほどザラツイていなくて。6弦がきっちり見える感じで。まあブランキーは全部好きですけど(笑)

 

 

以上です。こんな駄文、読んでいただきましてありがとうございました。まあただのロック好きな男の戯言でした。

書き終えて気がついたんですが、18曲中12曲が1990年代の曲なんだな。なんだか色々と思うところがあります。それからジミヘンやレイヴォーンやCharも入ってないし。

 

でも明日同じことをやったらまた違う選曲になるんだろうな。

もうやらないけど。