檸檬。
自宅から徒歩10分ほどのところに新しい、といっても僕が気が付かなかっただけだと思うのだが、古本屋さんが出来ていたので寄ってみた。
とても小さなスペースなのだが、綺麗に整頓されていて雰囲気もいい。
わりと若そうなご夫婦でやられているようで、とても優しげで真面目そうで教養が高そうなご夫婦で、置いてある本も哲学書や旅本や宇宙本やエコ本、いかにもお二人が読んでいそうな本ばかりで好感が持てるお店だった。
やっぱり読んでいる本をみるとその人の人柄が出るなー、
と思っていたら、奥の隅っこの方に僕が大好きなコミック「ザ・ワールドイズ・マイン」(新井英樹)が全巻置いてあってビックリしたと同時にとても親近感が湧いてきて思わず笑ってしまった。あんなエグい漫画を置いてあるなんて。でも意外とこういう一見真面目な方が読んでいたりするんだよね、あの漫画は。
自分が好きなモノを、そしてそれがマニアックなものであればあるほど、同じように好きな人には非常に興味が湧いてしまいます。
今度は勇気を出してその店主に「梶井基次郎の「檸檬」も読まれていますよね」と聞いてみよう。相当勇気を出さないと聞けないけど。
というわけで、多分、今から「ザ・ワールドイズ・マイン」を読み返すと思います(笑)